地震好き?
息子が「僕は、おかしいのかな?」と話を切り出した。
地震の映像を見るとテンションが上がると言う。
ちょっとびっくり。
「どうして?」
「普段と違う姿だし、壊れていくのが面白い」
地震はたくさんの人の命や大切な物を一瞬で奪うんだよ。それが、面白い?
「それは違う。でも、ジェットコースターでも死ぬ人はいるけどそれに乗るのが好きな人達と同じ」
ジェットコースターは、本来は安全で楽しむ為に作られている。でも地震は例外なく害を与えるから
比較がおかしい。
誰も害を受けないで起こる地震ならそれを楽しむことは、間違いではない。そんな状況はないけど‼️
「極端に言うと誰かが死んだ時、非日常なのを楽しんでいる自分がいる。それは、変だと思うけどそう思ってしまう自分が苦しい」
人が、残忍に死ぬのが楽しいの?
「それは、嫌だ。」
愛する人を失って泣いている人を見て楽しいの?
「そんなことはない。可哀想だし。」
それなら良い。多分、本当に愛する人をまだ失った経験がないから死を実感として感じないのだろう。
発達のアンバランスがここに出ている気がする。
私も、子供の頃お葬式や台風にワクワクしていた。
いろんな人が集まって従兄弟たちとも遊べる。ヒューヒュー風が吹いているのが楽しかった。
成長して、死や災害がどんなに残酷か理解できると楽しいとは感じなくなった。
息子は、そこがまだ理解出来ていないのだ。説明してもわからないらしい。
かなり幼い部分が残っているのだ。他の部分では年齢以上に成長しているのにこのバランスの悪さが
奇異だったり、自分を苦しめたりするんだね。
息子よ、頑張れ‼️
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。